2010(平成22)年10月8日(金)、1年生が「保育内容(造形表現)T」の授業で富山県水墨美術館に行ってきました。
その期間には、「北斎漫画と冨嶽三十六景展」という企画展が開催されており、有名な「冨嶽三十六景神奈川沖波裏」はもちろん、「北斎漫画」の人物形態や風俗、動植物に示されている素晴らしい描写力とユーモア溢れる表現に、魅了された学生が多かったようです。
また当時の木版画が、「絵師」「彫師」「摺師」「版元」等の分業によって作成・販売されていたことや、一枚の作品が何枚もの版木を摺ることで出来上がることなどは、多くの学生が初めて得た知識でもありました。非常に細かく精巧に彫られた版木や藍色のぼかし摺りの美しさ、大胆な構図やデフォルメの面白さ等、学生それぞれの感性に響く、貴重な鑑賞学習になりました。