2011(平成23)年6月21日(火)のキャリア・デザイン講座では、価値観を整理して自己を探索することで、キャリアビジョンを描いて就業意識を高める分析を行いました。
今回の講座でキーワードとなる「価値観」とは、ものごとの判断や評価をする際の基準であり、行動を決定付ける要素です。この価値観に基づいて就職活動や、その後の仕事に従事しています。
行動を決定する要素として「欲求」が「価値観」と近いものとして考えられます。しかし、欲求は達成することで満足となりますが、価値観は常に重要視し続けるものであるため、同一とは言えないことが分かります。
さらに、同じ価値観でも人それぞれの理由があることを念頭に他人と接していかなければなりません。これを無視してしまうことが、いわゆる価値観の衝突を生み出してしまい、対人関係を複雑にしてしまいます。
そして、価値観を明確にすることで自分自身のビジョンが明確になり、自己分析に繋がることになります。
就職活動では、綿密に自己分析を行っておくことで、自分のアピールポイントを明確にすることができるため、学生は各々の価値観と向き合い、意見を交換し合っていました。