第8回目は、「色」が持つ特徴について学ぶ「カラーコーディネート(担当:金田桜子准教授)」の講義をレポートします。
世の中には様々な色を使った商品が流通しています。色を知ることで、何を学ぶとることができるのでしょうか?
まず、カラーコーディネートとは社会でどのように役立つのですか?金田先生、教えてください!
金田「色はあらゆるシーンで影響を及ぼします。たとえば、色づかいの巧拙によって、商品の売れ行きに大きな差が出ます。そのために「カラーコーディネーター」という仕事が重宝されています。カラーコーディネーターはファッション以外にも、商品企画・開発からインテリア・エクステリアなどの環境分野にも広がっており、各分野において、専門知識に基づいた的確な提案できることが求められています。」
学生「カラーコーディネーターの検定試験に合格するためには、どのような勉強が必要ですか?」
金田「色に関する専門知識の習得と理解には、色の違いや果たす役割、そして見え方など、色の幅広い性質などを学ぶ必要があります。」
学生「ところで、色のもつ性質は私たちの感情にどのように働きかけているのですか?」
金田「人間は色によって様々な連想や、一定の感情を呼び起こします。それらは、時代や地域性に左右される場合もありますが、一定の規則性をもっています。講義では具体例を挙げて、楽しく学んでもらます。」
モニターを通じて丁寧に説明していきます
学生「実際に役立つ配色と、色彩調和についての知識を身につけたいのですが難しいですか?」
金田「配色とは、ある目的を達成するために対象物に複数(2色以上)の色を配することです。これを「カラーコンビネーション(色の組み合わせ)」といいます。これに対し、色彩調和とは配色を行い、美的で快い効果を得ることを意味します。どちらもまずは興味を抱くことが大切ですね。」
学生「色は客観的に測ることができると聞いていますが、そのために国際的な取り決めがあるのですか?」
金田「気温を計量値で表示が可能なように、色も数値で測定することができます。言葉では伝えることが難しい色も、測定値で表わすことで客観的な1つのデータとなり、国際レベルでのコミュニケーションも可能になります。」
金田桜子准教授から受験生へメッセージ
「色を幅広く知ることは、幅広い職業選択を可能にしてくれます。また、色の仕組みを知ると、その世界に引き込まれるので楽しく学ぶことができますよ。」
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