2015(平成27)年5月28日(木)、福祉学科学科長の関好博教授が、キャリアデザイン演習授業の一環として、2年生を対象に「介護の仕事について」の演題で特別講義を行いました。
これは、毎年この時期に行っているもので、介護専門職として働く福祉学科の卒業生からアドバイスを受ける「就職指導 先輩と語る会」や、福祉施設の施設長をお招きして就職に向けてのお話を伺う「就職指導講話」と一連の授業として開催しています。
参加した学生の感想をいくつか紹介します。
■成果(気づきや学び)■
「社会人の経験がまだない今だからこそ、考えるべきことの多い内容だと感じました。就職先を考えるときに必要な情報も学べました。給与面はもちろんですが、教育研修制度や資格取得の助成をしていることを、大切な条件にしようと思うようになりました。また、介護福祉士として施設で働くことで満たされるものがいくつもあることを知りました。「働く」ことは、誰かが自分のことを必要としてくれることであり、誰かに喜びを与えること。他者と比べて自分の価値を測るのはやめる。心身の健康が第一。など、印象に残った言葉が多くありました。将来に役立つことばかりだったので、時間が早く過ぎたように感じました。大事なことはこんなにもすっと頭に入るのだと思いました。」
「これまで私は、就職についていろいろと悩んでいました。なぜなら、どのように就職先を決めていけば、自分にとってプラスになるのかわからなかったからです。講義を聞いて、「働く」ことに前向きになると、仕事を通じて充実した日々を過ごせることや、「この仕事なら自分は輝ける、安定した家庭を築くことができる」などのポジティブな考えこそ、将来をよりよいものにしていくのだと思いました。また、就職に向けて、候補とする就職先の情報をできるだけ集めておくこと、介護福祉士の資格に向けてより多くの練習問題をこなしておくことを優先させる必要を感じました。就職試験のための面接や小論文の練習も、これから努力していこうと思います。」