本学の教職員を対象に、教員の教育能力、資質向上を目指して近年毎年実施しているFD(Faculty Development)研修会を、2007(平成19)5月30日(水)14:40より大会議室で実施しました。
今年は、東京大学総合研究博物館館長・東京大学大学院農学生命科学研究科教授で、元東京大学副学長の林 良博先生を講師としてお招きし、約40人の教職員の前で、「知の創造(研究)と伝達(教育)の場としての高等教育機関」というテーマで講演をして頂きました。富山国際大学や、富山国際大学付属高等学校の先生方も聴講に来られました。
また林先生は、同日16:30よりA-330教室で、教育総合科目「現代社会と人間」の講師として、「人と動物の軋轢(あつれき)と共生-人間中心主義を克服できるか-」と題して本学学生約200人に対して講義をして頂きました。学生は真剣な表情で、講義に聴き入っていました。
教養総合科目「現代社会と人間」は、本学の総合短大としての特徴を生かし、人間の生活を総合的に学び、幅広い視野と豊かな人間性を図ることを目的としている科目です。2007年度は4月から6月の間に計8回開催し、講師には林先生の他に、今後富山市長 森 雅志氏も予定しています。4・5月には、本学の学長、カウンセラー並びに各学科の教員が講師を務めてきました。