2018(平成30)年2月9日(金)14時から、幼児教育学科 総合演習発表会を開催しました。
「総合演習」は、学生がこれまでの授業や実習で得た知識・問題意識をもとに、グループごとに研究テーマを設定し、調査・分析した結果をまとめて発表するもので、2年間の学びの集大成となる科目です。
副学科長あいさつ、発表・質疑応答の際の注意事項の説明の後、2年生86名の学生が9分野23班に分かれて、幅広い分野・領域の研究成果を発表しました。
ここでは、発表の一部を紹介します。
■第3班「子どもの成長における音の存在 ― 音が及ぼす保育への影響 ― 」 (音楽表現)
保育の場における音の存在に着目し、子どもたちの成長にとって望ましい音環境について考察しました。
■第5班「仕掛けのある大型紙芝居の制作と読み聞かせ ― 驚きと感動を与える仕掛けとは ―」(造形表現)
オリジナルのストーリーを考え、プラスチックダンボールで仕掛けのある大型紙芝居を制作し、子どもたちの前で実践した様子を紹介しました。
■第12班「”あちゃちゃ”なかかわりから考える子どもを尊重する保育 ― だめやちゃ、あかんちゃ、ありえんちゃ ― 」(福祉)
「子どもを尊重する保育」という視点から、良くないと考えられるかかわりを「”あちゃちゃ”なかかわり」とし、学生の意識のあり方について、クイズをまじえながら発表しました。
■第20班「施設を利用する園外保育について」 (教育)
遠足など施設を利用する非日常的な活動や、自然体験ができる園外保育の教育効果について述べました。
この他にも、心理、国語表現、体育健康、保育、外国の児童文化など幅広い分野において、学生たちは様々な研究方法やアプローチによる研究成果の発表を行いました。
それぞれのプレゼンテーションの後には質疑応答があり、学生や教員からの質問だけでなく、学長からも助言や感想をいただきました。
このように、富山短期大学 幼児教育学科では、乳幼児の「生きる力の基礎」を培うために、保育者に求められる「主体的に考え問題解決を図る能力」を養うため、幅広く学んでいます。
なお、当日の発表のようすは、2018(平成30)年2月10日(土)の北日本新聞に掲載されました。
●当日のプログラムについては、記事「総合演習発表会を2月9日(金)に開催します」をご覧ください。