2014(平成26)年1月25日(土)から2月22日(土)にかけて、高岡市生涯学習センターで富山国際学園創立50周年記念公開講座「富山の魅力、再発見 Part 2」を4回にわたって開講しました。
開講にあたり、地域連携センター長 深井 康子教授が開講式の挨拶を行いました。
富山短期大学の公開講座が開講してから25周年を迎えました。今後も、地域の皆様のご意見をもとに富山短期大学が生涯学習の拠点となるよう「夢を育み、地域とともに」をスローガンに、ますます発展していきたいと述べました。
第1回 1月25日(土) 大西 紀夫 経営情報学科教授
「高岡の近代の俳句―越友会の人々、山口花笠と浦島孤島を中心に―」
公開講座のスタートとなる内容は、明治30年6月に正岡子規の高弟河東碧梧桐の来遊を機に、子規派「越友会」が結成されました。その後、この会はどのように発展して、解散したのかを山口花笠と浦島孤島を中心にその活動を詳細な史料をもとにたどりました。受講者の方々は、実物の書物を手にとることで、理解を深めている様子でした。
大西教授は今年度をもって本学を退職しますが、来年度も公開講座の講師を務める予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
第2回 2月2日(土) 山岸 博美 食物栄養学科講師
「学校給食と食育」
学校給食の歴史や時代とともに変遷していく献立の移り変わりや富山県の特色ある給食、そして給食を通して実践されている生きる力を育む食育について、お話ししました。
第3回 2月15日(土) 関 好博 福祉学科教授
「地域福祉によるまちづくりの取り組み―富山県における社会福祉協議会の実践の歩みと現在」
ふれあい・いきいきサロン活動やケアネット21といった社協事業が県内各地で行われるようになっています。また、富山県内で特徴的な地域福祉活動を紹介し、その意義を受講者とともに考えました。
第4回 2月22日(土) 石動 瑞代 幼児教育学科教授
「子育て力を高める祖父母力」
共働きが多く、三世代同居率が全国上位の富山県では、祖父母による子育てサポートが盛んです。地域や家庭の子育て力を高める「祖父母力」に注目し、そのあり方を考えてみました。
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2013(平成25)年11月30日(土)と12月7日(土)の両日、新校舎のF203教室で、富山国際学園創立50周年記念公開講座「富山の魅力、再発見 Part 1」を開催しました。
本講座は、富山県民生涯学習カレッジの県民カレッジ連携講座としても開講されているもので、近隣の願海寺・野々上地区の皆さまや滑川福寿大学の方々など、両日合わせて70名に新しい校舎で熱心に受講していただきました。
Part 1の初日にあたる11月30日(土)は、富山国際学園と富山短期大学が創立50周年となる記念の年にあたることから、副学長 小芝 隆教授が開講の挨拶を行ったうえで、本学の現況と生涯学習センターのあゆみについてお話ししました。
開講の挨拶に続いて、幼児教育学科 宮田 徹教授が「子育てのいま・未来」の講座内容でお話ししました。
子ども・課程を取り巻く環境の変化に伴い、子どもを産み育てにくい社会になっていると言われる現在の日本の状況を分析したうえで、みんなの力で子育ち・子育てを支える富山のコミュニティづくりについて考えました。
その後、食物栄養学科 竹内 弘幸教授が「ホタルイカの脂肪肝予防作用」のテーマでお話ししました。
ホタルイカの話は、滑川福寿大学の皆さんには地元の身近な食材でもあることから大変関心が深い内容であり、ホタルイカの健康に関連する新知識はホットな話題でした。
また、県関係や漁業・医療関連業者の方からも開講前から多くの反響があり、最新情報も得られる講座となりました。
2日目にあたる12月7日(土)は、生涯学習センター長である深井 康子教授が冒頭の挨拶を行いました。
続いて、経営情報学科 安達 哲夫教授が「矢口 新(はじめ)と富山女短」の内容でお話ししました。
現在の富山県の教育計画に多大な功績を果たした矢口 新氏の功績と本学に受け継がれる教育の理念について説明し、今後の富山県の教育の発展について考えました。
続いて、福祉学科の西井 啓子教授、石橋 郁子准教授、井上 理絵准教授の3名が「富山の福祉を切り拓いた女性たち」のテーマで、講座を展開しました。
在宅福祉や地域福祉のパイオニアなった3人の女性の奮闘ぶりを紹介して、全国各地富山の魅力を改めて再発見する機会となりました。
富山国際学園創立50周年記念公開講座「富山の魅力、再発見 Part 2」は、2014(平成26)年1月25日(土)から2月22日(土)の毎週土曜日に各1講座、高岡市生涯学習センターで開講します。
富山の魅力をいっそう理解することができる講座を開催しますので、多数の皆さまの参加を心からお待ちしております。
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2013(平成25)年10月17日(木)10:30から、学校法人富山国際学園創立50周年記念式典を、富山国際学園呉羽キャンパス 富山短期大学 新体育館で挙行しました。
■式次第
開式の辞
国歌斉唱
理事長式辞
学園功労者感謝状贈呈
来賓祝辞
学生代表よろこびのことば
校歌斉唱
閉式の辞
開式に先立ち、富山短期大学付属みどり野幼稚園の年長組園児が、アトラクションを行いました。
音楽に合わせた振り付けで、息のあったかわいらしく楽しいダンスを披露し、大勢の観衆から大きな喝采をいただきました。
式典には、国会議員の田畑 裕明氏ご本人と衆参議員の代理の方々や県議会・市議会の議員をはじめとして、各教育機関・企業・団体や近隣の方々、本学園の学生・教職員など、合わせて約1,000名の方々にご臨席賜りました。
富山国際学園理事長 金岡 祐一は、式辞で、
「50年前に第三セクターとして富山女子短期大学が出発し、創立当初は、県知事と市長も理事としてご尽力いただきました。そして今日、学園の卒業生総数は4万人を超えました。県民数は108万人であり、本学園の県・教育界における人材成への貢献度は、比類ないものと信じます。古代ギリシャのパルテノン神殿のように、美しくゆるぎない"私学の柱"を富山のために打ち立て、来る半世紀へ前進すべく、本学園のへのご理解とご支援をお願い申し上げます。」
と、50周年を迎えた学園にこれまで携わっていただいた方々への感謝の意を表すとともに、今後ますますの発展を力強く誓いました。
また、学園の学生・生徒・園児を代表して、富山短期大学 学生会長 青島 和音君が学生代表よろこびのことばとして、
「私達の通うこの学園が、50年にわたって地域に愛されてきたことを誇りに思うとともに、次なる50年に向け、その歴史と伝統を私達が引き継ぐ責任を強く感じています。母校に向けて何ができ、社会のためにどうすべきかの自覚を持ちながら、大きな飛躍のために努力することを誓います。」
と、力強く述べるとともに、10月18日(金)から開催する呉羽キャンパスの大学祭の盛大な開催に向けて、尽力することを宣言しました。
続いて、12:20から記念祝賀会を開催し、富山国際大学および富山短期大学学長 中島 恭一が、
「20世紀後半から21世紀にかけての半世紀、激動する社会の中にあって、本学園も様々な変遷を経て今日に至っていますが、創立50周年を新築校舎で迎えたことは、新たな50年に向けてのスタートでもあります。今後も、地域における人材育成の拠点、知の拠点として、皆さまの期待に添えるよう全力を挙げる決意を表明するとともに、一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。」
と開会のあいさつを述べました。
また、桐朋オーケストラ・アカデミーの方々をお招きして、記念演奏を行っていただきました。弦楽器四重奏の美しい音色が、祝賀会の華やかなムードを盛り上げてくれました。
14:10からは、諏訪中央病院名誉院長 鎌田 實氏を講師にお迎えし、「生きているってすばらしい -自分の人生は自分できり開く-」という演題でご講演いただきました。
鎌田氏は、ご自身の幼少期から現在に至るまでの人生経験・体験を基にお話しいただき、そして、講演を拝聴する本学園の学生・生徒に向けて、人生を精一杯生きるためのメッセージを伝えていただきました。
以上、富山国際学園創立50周年記念式典等は、つつがなく終了いたしました。
式典等にご列席賜りました皆さま、また、ご協力・ご尽力いただきました方々に謹んで御礼申し上げます。
今後も、学生、生徒、園児のみなさん全ての夢の実現に向かって知性、教養を育み、より良く個性を伸ばすお手伝するとともに、教育環境の一層の充実を図り、富山県教育界へ貢献すべく「次の50年」に向けて、前進し続けます。
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21世紀、国際情勢は激しく変化。我国は大震災、原発大事故を負い、問題山積の「国難」と認識。社会システム再編成と人材育成こそ、喫緊の課題です。
昭和38年富山女子短期大学の創設以来、付属高校、付属幼稚園を併設。平成2年、富山国際大学開設を期に、富山国際学園が出発しました。今や北陸の代表的総合私立学園であり、今年は50周年を迎えました。
この間、少子化をはじめとする社会の変化に対応し、たゆまぬ組織の改革・進化に努め、短大は2万人、学園全体は4万人を超える卒業生を社会へ送り、富山県教育界での貢献は、比類ないものと信じます。
学園は地域に奉仕する教育機関として、半世紀の実績に立つ自信と誇りをもって、人材育成に努めます。「教育とは希望を語ること」(アラゴン)。来る50年、福沢諭吉由来の烈々たる自主独立精神を体現し、私学の柱石を打立てます。県民皆様の御理解、御指導とお力添えをお願い申し上げます。
富山短期大学と学校法人富山国際学園が創立50周年を迎えるにあたり、これまでの歴史と伝統を引き継ぎつつ、今後とも地域における知の拠点、人材育成の拠点として、地域社会の発展を担う有為な人材を育成し、北陸及び富山の社会と文化の発展に貢献すべく取り組んでまいる所存であります。
この節目の年に、富山短期大学の校舎改築第1期工事として、新講義棟とホール棟(富山国際大学と共用)が完成し、子ども育成棟・付属高等学校の校舎と統一されたデザイン・色調となっており、新呉羽キャンパスにふさわしいものとなりました。学生のみなさんには、新キャンパスでの学びを通して、人間として自立し、専門の知識・技能を極めつつ、社会で活躍できる力を身につけることを期待しています。
最後に、これまでの50年間に亘る活動と新しい校舎の改築のためにご尽力・ご協力いただきました皆様に感謝しますとともに、今後とも格別のご支援とご指導を賜りますようお願いいたします。
--- 2013(平成25)年、地域とともに開学50周年 ---
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「富山女子短期大学」として開学してから50年。そして、男女共学の「富山短期大学」に名称変更を行ってから13年。学校法人富山国際学園 富山短期大学は、長年に渡って地域とともに歩んでまいりました。
開学50周年に向けた校舎改築工事がこのたび完了しました。
施設面の充実とともに、教育・学生生活をますます充実させていき、今後も地域の皆様に愛される総合短期大学として各分野のスペシャリストの養成に邁進します。
--- 自分を咲かせよう。 ----
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