幼児教育学科2年生の専門科目「保育内容(環境)」の授業風景を紹介します。
この授業では、子どもと環境とのかかわりを理解すること、子どもが周囲の環境に自らかかわるために必要な保育者の援助と保育の方法について習得することを目標にしています。
2016(平成28)年4月27日(水)には、富山市ファミリーパークに出かけて、フィールドワークを実施しました。
この日の目的は、
■ネイチャーゲームをとおして自然界の多様性にふれ、自然のもつ美しさや不思議さを実際に体験すること
■自然にふれて遊ぶことが、子どもにとってどのような意味があるのかを学習すること
の2点です。
今回の自然散策・ネイチャーゲームのテーマは、「宝ものさがし」と「わたしの宝箱」です。
「宝物さがし」ではまるいもの、とがったもの、3つでひとつのもの、キラキラしたもの、森の中で大切だと思うものを自分の感じるままに拾って集めるという5つの指令が出されました。
この指令のねらいは、自然界にあるものを集めてみることで、森は多種多様のもので構成されていることを知り、一人ひとりの感じ方の違いを大切にするということです。
「わたしの宝箱」は、自然散策路に設置された「森の宝箱」をチェックしていき、最後に自分のお気に入りの宝箱を1つ選ぶというものです。
宝箱の中には、この森の中にすむ生き物と、その解説文が入っていますが、探そうとしても普段はなかなか見られないものです。森が育む命のすばらしさを感じることが、この活動のねらいです。
自然散策・ネイチャーゲームを終えた後は、3班で1つのグループを作り、話し合いとまとめを行いました。
【5つの指令!宝物さがしでみつけたもの】 (参加学生の代表的な回答を紹介します)
■まるいもの:タンポポの綿毛
■とがったもの:クマザサの若葉、タケノコ
■3つでひとつのもの:野生の三つ葉
■キラキラしたもの:赤い実(実のまわりの自然がキラキラしていたから)
■森の中で大切だと思うもの:空気、葉っぱ
今回のフィールドワークで、学生からさまざまな意見が出てきたように、子どもたちの考え方や感じ方は、十人十色です。一人ひとりの感受性を大切にできる保育者をめざして、富山短期大学幼児教育学科では、学生自身が直接体験することを重視し、学びを深められるように取り組んでいます。
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職業としての学問 【圧縮版】」
マックス・ヴェ−バ-著 002−ウマ
学問の不条理や学者の置かれている問題状況などを論じた著名なマックス・ヴェ−バ−の講演録を翻訳した『ヴェ−バ−「職業としての学問」の研究』中の訳文に注釈などを圧縮して付した、完全な読解のための手引書。
「絵本のはなし」
菊池 亜希子著 019.5−キア
モデルや女優として活躍しながら、独自の世界観を持つ著者が、お気に入りの絵本の思い出や魅力を語る。著者の書き下ろしの絵本も収録。雑誌「ムックマッシュ」の編集長も務めている。
「福祉国家の日韓比較」
金 成垣著 364-キソ
日本と韓国における福祉国家の展開のタイムラグに着目し、日韓の違いを探り、福祉国家の国際比較・分析に不可欠な視点を解明する。
「食品学総論 第3版」
竹内 弘幸他編 498.5-シ
当大学の竹内教授らによる食品学を取り巻く環境の変化に対応した第3版。食品の定義から始まり、平易にフルカラ−の図表を使って、食品表示制度や食品成分表の修正など内容を一新して解説している。
「日本人はどこから来たのか」
海部 陽介著 469.9-カヨ
国立科学博物館の人類学者である著者による、人類がこの日本に到達するまでの新しい仮説である。海外の遺跡との比較とDNAの研究という重層的な調査が人類の大移動の歴史を浮かび上がらせる。
「爆買いの正体」
鄭 世彬著. 675-チス
爆買いの仕掛け人といわれる台湾出身の著者が、爆買いは特別な事態ではなく、普遍的な現象であると、爆買いの本質の理解を日本人に語りかける。
「物語ること、生きること」
上橋 菜穂子著 910.268-ウナ
物語作家であり、文化人類学者でもある著者が、自らの生い立ちから作家になるまでを子どもたちに語りかけるように優しく紡いだ一冊。
「戦場のコックたち」
深緑 野分著 913.6-フノ
豊かな描写力とトリッキ−な構成が高く評価されている著者が、戦場の日常の謎を描いた青春ミステリ−の連作。
「倒れるときは前のめり」
有川 浩著 914.6-アヒ
「図書館戦争」で有名な人気作家、有川 浩のエッセイ集。書くこと、読むこと、生きることなど日々のつれづれを簡潔な文章でつづっている。デビュ−前の作品を特別に収録している。
「だっこ だっこ」
マリカ・ドレ著 E-トマ
0歳から2歳くらいの幼児にぴったりの読み聞かせの絵本。力強い線とカラフルな色使いで、だっこというスキンシップが心も温めるものだと気づかせてくれる。
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■魚津市しんきろうマラソン実行委員会「第36回魚津しんきろうマラソン」■
日 時 : 2016(平成28)年4月24日(日)
場 所 : 魚津市テクノスポーツドーム(ありそドーム)
主 催 : 魚津市しんきろうマラソン実行委員会
参 加 : 食物栄養学科 2年 2名
幼児教育学科 2年 1名
経営情報学科 2年 1名
【 活 動 内 容 】
給水係(準備、片付け、スポーツドリンクや水の給水、スポンジなど)
【 参加学生の声 】
・限りある時間の中で他のボランティアの方々と協力し合いながら、より早く作業ができるよう努めました。またランナーの方への声援がたくさんあり、私も精一杯応援できました。
・限られた時間や物を使って、いかに効率よく仕事できるか、またランナーの皆さんのお手伝いが出来るか考えて動くことが出来た。自然とファイトと声をかける姿が多くみられた。
・普段何気なく思っている給水係だったが、選手の皆さんへの声援や、事前の準備が大切なのだと感じた。「ファイト」と声かけをすることで、選手の皆さんとのやりとりが行われるのだと思った。
・自分の想像以上に給水係は大変でした。でも、近くでランナーの皆さんを応援することができてとても嬉しかったです。
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平成28(2016)年4月22日(金)2限、福祉学科2年生が1年次後期に行った介護計画実習の報告会を開催しました。介護計画実習のねらいは、受け持ち利用者の全体像を把握することです。
また1年生もこの報告会を聴講しており、今後参加する基礎実習への意識・関心を高めていました。
2年生の学生A
「今回の報告会で、改めて情報収集の難しさを実感するとともに、自分の行動を振り返る機会となりました。他の学生は、本人の思いを聞き出すために、コミュニケーションをとる場所を変えたり、周囲にある写真や本などを利用しながら、本人の趣味を生かした取り組みをしたことを知りました。もっと場所を工夫したり聞き方を変えるなど、いろいろな点に配慮すべきだったと思いました。今後は、利用者の自尊心を守る点と安全に気を配る点を意識しながら情報収集に努めたいと思いました。」
2年生の学生B
「報告会を通して、自分は単に情報収集を行っただけであり、わかったことをもとに『どうして○○できないのか』『どうして○○するのか』など、原因や理由まで知ろうとしていなかったことに気がつきました。車いすを自走される利用者が『連れてって』と言われることに疑問を感じていましたが、むしろ学生がそばにいることで利用者自身がやろうとする意欲をなくしてしまったという発表を聞き、もしかすると自分の受け持ち利用者の場合も同じかもしれないと思いました。利用者一人ひとり、なぜそのような言動をされるのかを職員に聞くだけではなく、自分でも観察したり考えたりすることが大切だと思いました。」
1年生の学生C
「先輩方の報告会で分かったことが、たくさんありました。最初にまずやっていたことは、受け持ち利用者と会話をすることでした。資料だけで相手のことを把握するのではなく、実際に関わってみて相手を知ることが大切だと分かりました。しかし、相手のことを知りたいという気持ちが大きくなりすぎて、相手の気持ちを考えずに質問攻めにしていはいけないことも分かりました。相手との普段の会話の中で、情報をうまく引き出せるかが大切です。普段からそのように意識していないので、今からでも意識して話をしていきたいと思います。」
1年生の学生D
「今回の報告会は、利用者の情報収集というテーマのもとで行われていました。すべての報告で『観察』という言葉が述べられていました。観察といっても、表情で読み取る人、行動で読み取る人など、それぞれの取り組みがあることがわかりました。利用者が自力でできる部分、できない部分を観察することで、相手を理解することができたと述べられていて、実際に利用者の生活を観察することで、さまざまな情報が得られたのではないかと思いました。観察だけでは得ることができない情報は、コミュニケーションから収集していることもわかりました。加えて、多くの人が実践していたのは、多職種連携でした。具体的には、看護師、作業療法士や理学療法士、栄養士などから情報を得ていました。それぞれの職種の視点や専門性から利用者を支援しており、多職種間の情報共有がより精度の高い個別支援を可能にしていることを知りました。」
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富山国際大学と富山短期大学は、幼児教育と保育に携わる保育教諭の人材確保を通して、少子高齢化時代における地域社会に貢献することをめざし、連携して、下記の通り、「幼稚園教諭免許状特例講座」を開催します。
認定こども園法改正・施行に伴い、2015(平成27)年4月から5年間に限り、幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例が実施されています。保育士登録をされている方で、保育所その他において一定の実務経験のある方は、本講座で8単位を修得することで、幼稚園教諭免許状の取得が可能となります。
受講希望の方は、「実施要項」に従い、「受講申込書」を印刷して記入の上、所定の宛先までお送り下さい。
申込受付期間は、2016(平成28)年5月16日(月)〜5月23日(月)【必着】です。
平成28年度開講講座:
教職の意義等(2単位)
教育に関する制度的・社会的事項(日本国憲法を含む)(2単位)
教育課程論(1単位)
保育内容の指導法(1単位)
教育の方法及び技術(1単位)
幼児理解(1単位)
申込期間:
2016(平成28)年5月16日(月)〜5月23日(月)【必着】
申込先:
富山国際大学 呉羽キャンパス事務室
〒930-0196 富山市願海寺水口444
開講期間:
2016(平成28)年7月2日(土)〜2016(平成28)年12月18日(日)の間の土・日曜日 計16日間
会場:
富山国際大学 富山短期大学 呉羽キャンパス
定員:
各講座 50名または80名
(定員80名の講座は平成27年度からの継続受講者約30名を含みます)
受講料:
1単位あたり 12,000円
以上
講座の詳細は、次の富山国際大学のWebページならびに実施要項(PDF)をご覧ください。
平成28年度 富山国際大学・富山短期大学 幼稚園教諭免許状特例講座
受講申込書は、左のPDFファイルを印刷するなどしてご利用ください。
【問い合わせ先】
富山国際大学 呉羽キャンパス事務室
〒930-0196 富山市願海寺水口444
TEL:076-436-2570
FAX:076-436-1530
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