平成28(2016)年4月27日(水)、教養総合科目「現代社会と人間」の授業の一環として、特定非営利活動法人デイサービス「このゆびとーまれ」代表 惣万 佳代子 氏を講師にお迎えして、「あったか地域の大家族-富山型デイサービスの22年」という演題で、講義をしていただきました。
この「現代社会と人間」は、学外から招聘した講師と本学学長及び本学の4学科の専任教員がオムニバス形式で各回の講義を担当する全学科共通の教養科目です。
講義ではまず、2015年(平成27年)8月に惣万氏が受賞された第45回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式の模様が映像で流されました。(共同通信社が撮影した映像。)
フローレンス・ナイチンゲール記章は、2年に1度顕著な功績のあった看護師に授与されており、看護師として世界最高の記章です。授与式では、記章を皇后陛下御手ずから惣万氏に授与されました。
またその後、惣万氏が受賞の挨拶をされた映像も流されました。
その後、パワーポイントを使用した講義が始まり、
・ご自身の生い立ちや介護体験について。
・特定非営利活動法人デイサービス「このゆびとーまれ」の誕生や理念について。
・「このゆびとーまれ」を利用されている方たちの写真や説明。
・認知症があるお年寄りや障害のある子どもも区別なく一緒に、この施設を利用していること。
・利用者の思いに寄り添い、その思いをかなえるために一緒に考え行動してていくことが介護であると考えていること。
・「富山型デイサービス」の設立経緯や理念 → 「富山型デイサービス」が制度になっていったこと。
などについてお話をされ、
「富山県民一人ひとりが日々感動とチャレンジ精神をもち、死にがいのある町づくりを進めよう。富山で生まれて良かった、この大好きな富山で死ぬのだと腹をくくろう。身近な死のありがたさを感じる町づくりをしていこう」と締めくくられました。
■学生の感想■
・「このゆびとーまれ」が誕生して22年と伺ったが、自分の生まれる前からこんなすばらしい施設が富山県にあるということに驚きました。
・今は想像できないけれど、自分の親に介護が必要になったときに自分はどうするのだろうかと考えました。施設に入れるのか、家で面倒をみるのか。その時の状況によるけれど、お話を聞いて家で過ごさせてあげたい、と思いました。
平成28年度「現代社会と人間」は、平成28年(2016)年6月15日(水)まであと5回の講義があり、次回は5月11日(水)の予定です。
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図書館開館日カレンダーの記事へ
学生の皆さんからのご要望にお応えするため、2016(平成28)年5月9日(月)から図書館の開館時間を延長いたします。
ぜひ、ご利用ください。
○実施期間
2016(平成28)年5月9日(月) 〜 2017(平成29)年3月31日(金)
○開館時間
平日 8:30〜20:00
土日祝日 閉館
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幼児教育学科2年生の専門科目「保育内容(環境)」の授業風景を紹介します。
この授業では、子どもと環境とのかかわりを理解すること、子どもが周囲の環境に自らかかわるために必要な保育者の援助と保育の方法について習得することを目標にしています。
2016(平成28)年4月27日(水)には、富山市ファミリーパークに出かけて、フィールドワークを実施しました。
この日の目的は、
■ネイチャーゲームをとおして自然界の多様性にふれ、自然のもつ美しさや不思議さを実際に体験すること
■自然にふれて遊ぶことが、子どもにとってどのような意味があるのかを学習すること
の2点です。
今回の自然散策・ネイチャーゲームのテーマは、「宝ものさがし」と「わたしの宝箱」です。
「宝物さがし」ではまるいもの、とがったもの、3つでひとつのもの、キラキラしたもの、森の中で大切だと思うものを自分の感じるままに拾って集めるという5つの指令が出されました。
この指令のねらいは、自然界にあるものを集めてみることで、森は多種多様のもので構成されていることを知り、一人ひとりの感じ方の違いを大切にするということです。
「わたしの宝箱」は、自然散策路に設置された「森の宝箱」をチェックしていき、最後に自分のお気に入りの宝箱を1つ選ぶというものです。
宝箱の中には、この森の中にすむ生き物と、その解説文が入っていますが、探そうとしても普段はなかなか見られないものです。森が育む命のすばらしさを感じることが、この活動のねらいです。
自然散策・ネイチャーゲームを終えた後は、3班で1つのグループを作り、話し合いとまとめを行いました。
【5つの指令!宝物さがしでみつけたもの】 (参加学生の代表的な回答を紹介します)
■まるいもの:タンポポの綿毛
■とがったもの:クマザサの若葉、タケノコ
■3つでひとつのもの:野生の三つ葉
■キラキラしたもの:赤い実(実のまわりの自然がキラキラしていたから)
■森の中で大切だと思うもの:空気、葉っぱ
今回のフィールドワークで、学生からさまざまな意見が出てきたように、子どもたちの考え方や感じ方は、十人十色です。一人ひとりの感受性を大切にできる保育者をめざして、富山短期大学幼児教育学科では、学生自身が直接体験することを重視し、学びを深められるように取り組んでいます。
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職業としての学問 【圧縮版】」
マックス・ヴェ−バ-著 002−ウマ
学問の不条理や学者の置かれている問題状況などを論じた著名なマックス・ヴェ−バ−の講演録を翻訳した『ヴェ−バ−「職業としての学問」の研究』中の訳文に注釈などを圧縮して付した、完全な読解のための手引書。
「絵本のはなし」
菊池 亜希子著 019.5−キア
モデルや女優として活躍しながら、独自の世界観を持つ著者が、お気に入りの絵本の思い出や魅力を語る。著者の書き下ろしの絵本も収録。雑誌「ムックマッシュ」の編集長も務めている。
「福祉国家の日韓比較」
金 成垣著 364-キソ
日本と韓国における福祉国家の展開のタイムラグに着目し、日韓の違いを探り、福祉国家の国際比較・分析に不可欠な視点を解明する。
「食品学総論 第3版」
竹内 弘幸他編 498.5-シ
当大学の竹内教授らによる食品学を取り巻く環境の変化に対応した第3版。食品の定義から始まり、平易にフルカラ−の図表を使って、食品表示制度や食品成分表の修正など内容を一新して解説している。
「日本人はどこから来たのか」
海部 陽介著 469.9-カヨ
国立科学博物館の人類学者である著者による、人類がこの日本に到達するまでの新しい仮説である。海外の遺跡との比較とDNAの研究という重層的な調査が人類の大移動の歴史を浮かび上がらせる。
「爆買いの正体」
鄭 世彬著. 675-チス
爆買いの仕掛け人といわれる台湾出身の著者が、爆買いは特別な事態ではなく、普遍的な現象であると、爆買いの本質の理解を日本人に語りかける。
「物語ること、生きること」
上橋 菜穂子著 910.268-ウナ
物語作家であり、文化人類学者でもある著者が、自らの生い立ちから作家になるまでを子どもたちに語りかけるように優しく紡いだ一冊。
「戦場のコックたち」
深緑 野分著 913.6-フノ
豊かな描写力とトリッキ−な構成が高く評価されている著者が、戦場の日常の謎を描いた青春ミステリ−の連作。
「倒れるときは前のめり」
有川 浩著 914.6-アヒ
「図書館戦争」で有名な人気作家、有川 浩のエッセイ集。書くこと、読むこと、生きることなど日々のつれづれを簡潔な文章でつづっている。デビュ−前の作品を特別に収録している。
「だっこ だっこ」
マリカ・ドレ著 E-トマ
0歳から2歳くらいの幼児にぴったりの読み聞かせの絵本。力強い線とカラフルな色使いで、だっこというスキンシップが心も温めるものだと気づかせてくれる。
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■魚津市しんきろうマラソン実行委員会「第36回魚津しんきろうマラソン」■
日 時 : 2016(平成28)年4月24日(日)
場 所 : 魚津市テクノスポーツドーム(ありそドーム)
主 催 : 魚津市しんきろうマラソン実行委員会
参 加 : 食物栄養学科 2年 2名
幼児教育学科 2年 1名
経営情報学科 2年 1名
【 活 動 内 容 】
給水係(準備、片付け、スポーツドリンクや水の給水、スポンジなど)
【 参加学生の声 】
・限りある時間の中で他のボランティアの方々と協力し合いながら、より早く作業ができるよう努めました。またランナーの方への声援がたくさんあり、私も精一杯応援できました。
・限られた時間や物を使って、いかに効率よく仕事できるか、またランナーの皆さんのお手伝いが出来るか考えて動くことが出来た。自然とファイトと声をかける姿が多くみられた。
・普段何気なく思っている給水係だったが、選手の皆さんへの声援や、事前の準備が大切なのだと感じた。「ファイト」と声かけをすることで、選手の皆さんとのやりとりが行われるのだと思った。
・自分の想像以上に給水係は大変でした。でも、近くでランナーの皆さんを応援することができてとても嬉しかったです。
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