臨床栄養学分野の国際学術誌「Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition」に、本学専攻科学生と教員の共同研究論文が掲載されました。
本論文は、インターネットで公開されており、無料で閲覧することができます。
「Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition」Webサイト
在学中の酒造さんと二谷さん
本学食物栄養学科卒業生で、2015(平成27)年から2017(平成29)年3月まで専攻科食物栄養専攻で学んでいた酒造明莉さんと二谷千晶さんは、竹内教授らの指導のもと、特別研究としてトランス脂肪酸と血中コレステロールに関する研究を行いました。
その研究成果について、竹内教授が英語学術論文としてまとめた内容が掲載されたものです。
研究の概要は、以下のとおりです。
【タイトル】
Supplementation with trans fatty acid at 1% energy did not increase serum cholesterol irrespective of the obesity-related genotypes in healthy adult Japanese
(日本の一般成人において、1%エネルギー(%E)のトランス脂肪酸摂取は、肥満遺伝子のタイプに関わらず血中コレステロールを増加させない。)
【目的】
トランス脂肪酸を過剰に摂取すると脂質異常症や動脈硬化を招くなど健康を害することが明らかになっている。
日本人のトランス脂肪酸摂取量は欧米人に比べて少ない。低レベルのトランス脂肪酸摂取による血中脂質濃度に対する影響は十分に明らかではない。本研究では一般成人男女に対して1%Eトランス脂肪酸を4週間追加摂取する介入試験を行い、血中脂質や糖代謝マーカーに対する影響について検討を行った。
【方法】
対象者は富山県在住の20〜60歳代の一般成人男女53名であった。試験は二重盲検並行比較試験法を用い、トランス脂肪酸をほとんど含まないひまわり油を用いたクッキー(対照食)群および部分水素添加菜種油クッキー(トランス脂肪酸)群に被験者をランダムに分けた。トランス脂肪酸食群においては1%Eのトランス脂肪酸を含むクッキーを、対照食群にはトランス脂肪酸をほとんど含まないクッキーを4週間毎日1枚摂取してもらった。試験前及び試験期間中に食事調査を行った。また、試験終了後に早朝空腹時の採血を行った。血液検査は、総コレステロール、LDL-、HDL-コレステロール、中性脂肪、血糖、インスリン、HbA1cを測定した。また、肥満関連遺伝子(FTO遺伝子、β-3アドレナリン受容体遺伝子)のタイプ(一塩基多型)についても検査を行った。
【結果および考察】
試験前のトランス脂肪酸摂取量は両群ともに0.35%Eであり、試験期間中は、対照食群で0.28%E、トランス脂肪酸食群で1.31%Eであった。試験中のエネルギー摂取量及び脂質摂取量には群間で有意な差は認められなかった。対照群とトランス脂肪酸群の間で血中総コレステロール濃度、LDL-及びHDL-コレステロール濃度、中性脂肪において有意な差は認められなかった。血糖、インスリン及びHbA1cにおいても群間で有意な差は認められなかった。赤血球中のトランス脂肪酸量は、対照群と比較してトランス脂肪酸群で有意に高い値であった。遺伝子タイプ別に解析を行っても同様な結果を示し、遺伝子のタイプによって、トランス脂肪酸摂取の影響が異なることはなかった。本結果より、2つの肥満遺伝のタイプにかかわらず、一般成人男女に1日1%E程度のトランス脂肪酸を4週間追加摂取してもも血中脂質濃度に対して大きな影響を及ぼさないことが示唆された。
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2018(平成30)年7月28日(土)、幼児教育学科の学生1名が、富山県リハビリテーション病院・こども支援センター(富山市)の夏祭りに、ボランティアとして参加しました。
この日は、幼児教育学科 講師の明柴 聰史講師も参加しました。
【 参加学生の声 】
今まで、学生ボランティアの立場からどこまで踏み込んでいいのか不安で、与えられた仕事以外でこちらから利用者さんなどに声をかける際に、とまどってしまっていました。
しかし、明柴先生が自然に色々な方とコミュニケーションをとっている姿を見て、私もあんな風に接しられるようになりたい、もっと積極的に関わっていきたいと感じました。
【 幼児教育学科 明柴 講師より 】
ぜひ引き続き興味のあるボランティアを見つけ、時には発掘し、参加してください。良いボランティアがあれば、紹介してください。そして、友人にも派生的に広げていってください。
ボランティア活動は自発的な活動として、これからも積極的に取り組んで行きたいと思います。
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2018(平成30)年8月7日(火)と8日(水)の2日間、教養科目で開講している「健康スポーツT・U(ゴルフ)」を履修する23名の学生たちが、授業の最後に小杉カントリークラブでのラウンド実習に臨みました。
この授業では、小杉カントリークラブ所属の日本プロゴルフ協会ティーチングプロ 川腰 博之氏から直接指導を受け、生涯スポーツとしてゴルフを楽しむ(将来のプロをめざす・・・?)ための基礎的技術を養っています。
授業は、学内でプレーのマナーなどの講習ガイダンスから開始し、学外のゴルフ練習場(古沢ゴルフクラブ)で9回行い、まとめとして、ゴルフコース(小杉カントリークラブ)でのラウンド実習(9ホール)を8月に行っています。
学生たちは、初めてのゴルフラウンドを楽しみながらプレーしていました。
■学生の感想■
・ゴルフの楽しさ・苦しみが、少しわかりました。受講して良かったです。
・ゴルフ場の景観の素晴らしさや清々しさに、びっくりしました。
・疲れました・・・でも、またチャンスがあればやってみたいです!
授業の実施にあたり、ご協力いただきましたコーチ、練習場、ゴルフ場の皆様に感謝いたします。
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このたび、学校法人富山国際学園では、以下の条件で富山短期大学の専任教育職員の募集を行います。
【介護福祉分野】
■採用人数
教授、准教授、または専任講師 1名
■勤務形態
常勤(任期なし、本学の規程により3ヶ月の試用期間あり)
■担当予定科目
【介護系科目】
発達と老化の理解、認知症ケア論、障害者ケア論、介護過程、介護実習・指導 など
【ゼミナール系科目】
教養演習、総合的研究 など
■採用予定日
2019(平成31)年 4月 1日
■応募期限
2018(平成30)年 9月28日(金)【必着】
■応募詳細
科学技術振興機構のJrec-in Portalに記載してありますので、以下のサイトをご参照ください。
Jrec-in Portal | 健康福祉学科 教授、准教授、または講師[社会科学-社会学]の公募について
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■ようこそ富山短期大学へ
2018(平成30)年7月24日(火)、志貴野高校2年生と教員合わせて16名が本学を訪問されました。
はじめに、入試・広報センターの小比賀課長が本学の概要について説明しました。
短期大学と専門学校の違いや各学科の高い専門職就職率について詳しく説明しました。また、今のうちから自分のやりたいことや将来の自分について考えておくことの重要性についてお話しました。
次に、調理実習室を見学しました。食物栄養学科の1年生が調理学実習を受講しており、最新の設備が整備されている中で実習をしている様子を見ていただくことができました。この調理実習室は、食物栄養学科はもちろん、幼児教育学科や福祉学科の学生も講義で使用しています。
その後、福祉学科に移動して、学科の概要説明を聞いていただいた後、模擬授業を受講していただきました。
学科説明では、進化した福祉学科の学びついて詳しく説明しました。本学では介護福祉はもちろん、社会福祉や福祉ビジネスについても学ぶことができ、福祉分野での幅広い活躍をめざすことができます。
また模擬授業では、「ふれる優しさとコミュニケーション」をテーマに、頭と心と身体の関係についてお話いただきました。
【トミタンと記念撮影】
【参加者の感想】
・食物栄養学科の実習の様子を少し見ることができて、とても楽しそうで進学したい気持ちが強くなった。
・専門学校と短期大学の学びの違いについて、改めて知ることができてよかった。これからもっと勉強していきたいと思った。
・とてもわかりやすく説明していただき、自分の進路についてしっかり考えていきたいと思った。
お帰りの際に、代表生徒さんからお礼の言葉をいただきました。いつも本学を訪問にお越しいただき、本当にありがとうございます。またのお越しをお待ちしています!
オープンキャンパス情報はこちらから!ぜひお越しください。
■インフォメーション
本学では、高校生の方はもちろん、保護者の方も対象に、見学会を随時開催しております。
個別申込みのほかに、学校単位でのPTA活動の一環としての施設見学会や学食体験など、さまざまなご要望にもお応えいたします。ぜひ、本学にお越しいただき、自慢の学生と学び舎をご覧いただきたいと思います。
【お問い合わせ先】
富山短期大学入試・広報センター
TEL:076-436-5160 FAX:076-436-0133
E-Mail:nyushi@
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